大岳山 西多摩の目印に登ってきた
西多摩地区に住むものとしては、大岳山は、西多摩の目印みたいなもの。
どっか遠くから帰ってきて、ポコンと飛び出た、特徴ある大岳山の山頂が見えると、あー帰ってきたなーという感慨を持つ山です。
嫁の中学校の校歌には、歌詞に大岳山が登場するそうです。
そして、富士山、大山、大岳山は、俺にとって確実にわかる山ベスト3の一角でもあります。
今年の1月に大山に行ったので、これでベスト3のうち2座を制したわけですが、最後に残るのは大物中の大物。
いつになるかわかりませんが、いつかは絶対登りたいザ・ビッグボス・象徴・富士山。
さてさて今回は、大岳山のお話。
たくさんある大岳山のルートで、どれを選ぶか。
1番メジャールートの御岳山のケーブルから登るのは、駐車場代、ケーブル代がかかるので却下。
調べてみると、大岳鍾乳洞の先、林道の終点に駐車スペースがあり、そこからなら最短で登れるらしい。
比較的近場の山なので、朝もあわてることなくゆっくりできます。
準備を整え、8時過ぎに登山口スタート。
大滝。
お花越しの大滝。
沢沿いの登山道が気持ちいいです。
新緑と、お花と、光る沢の水、すべてがまぶしく、そして濃いです。
瑞々しく苔生した森が、どことなく八ヶ岳を思わせます。
このコース、トレランの人とすれ違っただけで、まったく他の登山者に会うこともなくマイペースで、静かな山登りが楽しめました。
浅い水たまりに密集するカエルの卵。
全体像はこれ。凄すぎてしばらく見入ってしまった。
やベー!オタマジャクシにかえったらすごいことになるぞこれは!
コースが短い、人に会わない、沢沿いの気持ちがいい道、気楽すぎて鼻歌まじりで歩いてるかと思いきや、クリコちゃんけっこうおつかれのようす。
馬頭刈尾根に合流してしばらく行くと、おー!富士山!
天気も今ひとつだったので、富士山はほとんど期待してなかっただけに、テンションあがります。
そして最後の大岳山のピョコンと飛び出た山頂部分の急登を登ります。
いつも遠くから眺めてる、大岳山の、あのピョコンと飛び出た山頂部分を、今俺は登ってるんだと思うと、感慨深いものがありました。
そして山頂。
途中、ほとんど人に会わなかったのに、山頂はけっこうにぎわってました。
多分、表ルートの御岳山から登ってる人が多いのかもしれません。
富士山真正面の場所があいていたので、そこで昼飯。ソロで来てる人がほとんどみたいで、人が多い割に、会話がほとんどない、朝の電車に似た雰囲気。
そそくさとおにぎりを食って、写真を撮ったら下山します。
山頂直下の大岳神社。
もう何十年も廃屋状態らしい大岳山荘。上の狛犬と合わせて、化け物屋敷っぽいです。
ちなみにここにトイレありました。
帰りもピストンで、馬頭刈尾根から、大滝の方に下りました。
今日は、暖かかったからか、膝の調子も良く、下りでポンポン下りてもまったく痛むこともなかった。
最近、山登りの時、下山時の膝の痛みがどうかというのが常に気がかりで、色々対策を考えて行ってるんだけど、もしかして冷やさなければ大丈夫なのか?あるいはもう治ってきてるのか?
ここんとこ短いコースで様子見な感じだけど、ここ最近振り返ってみると、笠取山の下山時の痛みを最後に、それ以降はけっこう大丈夫。
気温が上がってきたのもあるし、治ってきたのもあるのかもしれない。
そうならうれしいな。
ちなみに一番冒頭に上げた大岳山の写真は、3月に日の出山から撮ったやつ。たしか前日雪が降って、まだ雪が積もってる。
帰りにクリコの実家による。最近恒例のお義父さんお手製の、ラーメンと餃子をご馳走になって帰宅。なんか手前のゆで卵が奇妙な形だけど、おいしいです。
はい、今日もいい一日でした。