日向山 白砂輝くファンタジーな頂き
前日会社の飲み会の席で、明日ヒビさん休みねと伝えられ、帰宅時、クリコに明日山行く?と聞いたら行く行く!と言うことで急遽山に行くことに。
しかしながら、クリコは風邪が治ったばかりの病み上がり。
軽めの山にしてほしいということで、南アルプス前衛の山、日向山を選びました。
去年行った友達から、すごくよかったって聞いてて、いつか行きたいなと思ってたので、ちょうど良い機会だと思いました。
6時に出発する予定が、もたもたしてる間に7時くらいになり、すっかりぐだぐだモード。
駐車場が、すぐうまっちゃうって聞いてたので、車止められなかったら、近くの尾白川渓谷の渓谷歩きに変更しようくらいのゆるい感じで出発。
クリコがうんこに関する話を熱く語るので、それに気を取られ、降りる予定のインターチェンジを通り過ぎ、予定は遅れに遅れ、こりゃ無理かなと思ったけど、林道脇のスペースに無事停めることができました。
と言うわけで、予定より2時間遅れで、矢立石の駐車場から登山開始!
序盤は樹林帯をひたすら歩く。
と言うかこの日向山、三角点のある山頂もまったく展望無しで、最後の雁ケ原という展望地まではほぼ展望ゼロ。
行程は短いけど、もくもくと森の中をひたすら歩く、調子の上がらないクリコには、若干修行チックな登山となりました。
紅葉はいい感じ。
穴。
穴から。
国土交通相の雨量計。ほんと変化の無い山行なのでとりあえずの目印。
日向山山頂。三角点だけの地味で素っ気ない山頂。
雁ケ原にでる最後の登り。
ここを登りきった先行者が登り切るたびにオー!って歓声をあげている。
ここまで変化の無さに耐えていただけに、展望が開けた瞬間の感動は大きいです。
そして、花崗岩が風化してできあがったらしい、砂浜のような、雪山のような奇妙な白い風景。
雁ケ原のこの白い花崗岩が、どこまで続いてるのかはわかりませんが、見える限りの谷底まで続いていました。
ここ歩くのはけっこう怖かった。
クリコが行ったときに、周囲の人が「あの女の子すごーい!」と言っていたのに、俺が行ったときは「あの人あぶない!」と言っていたらしい。
ちなみに、え?女の子?というツッコミは無しで。
笑顔でケリ。
危険地帯でピース。
謎のポーズ。
この下に錦滝の方に続く下山道の分岐があります。
八ヶ岳はこんな感じ。
並んでお弁当を食べる人々。
甲斐駒はまったく見えませんでした。残念!
日向山、道中の変化の無さに耐えた結果の山頂の突き抜け感がすごいです。
今日は、天気がイマイチだったけど、これで天気が良かったら、この突き抜け感、すごいことになっていたと思います。
山梨県立美術館 美しき山の絵
昨日、山梨県立美術館で見た山田敬中という人の屏風絵。
よかったなー、もう一回見たいなーと思ってネットで探したんだけど、まったくヒットせず。
クリコに話したところ、見たいというので、今日もう一回行くことに。
出かけるときは雨が降ってて、今日1日雨だろうと思ってたら、笹子トンネルを過ぎると完全に秋晴れ。
昨日の帰りも、笹子トンネルを境に完全に天気が変わった。不思議だ。
セレブピカソ様は、特別展示なので、常設展示料金プラス1000円。だから今日はパス。
でも、ピカソ以外は、全部見れる。ミレーも、もちろん見れる。順番にミレーから見ていくけど、目的は山田敬中の朝霧一本なので、ついつい早足になる。
この朝霧というタイトルの屏風絵。
浮世絵師、日本画家である山田敬中という人の大正2年の作品。
僕が山に行くようになって感じてる山の美しさそのままが描かれてる。
強い自己主張や、大きくデフォルメする事も無く、どちらかといえば、淡々と素直に、見えるままを描いた感じ。
まず朝霧という美しいタイトル。それを表す靄がかった繊細な山の景色。
山間の谷にかかる橋を渡る馬と人。
前を行くのは、腰の曲がったお爺さん。
お爺さんが引く馬の背には、大きな荷物が乗っている。
後ろを行くのは息子なのか。
やっぱり大きな荷物を乗せた馬を引いている。
橋の右手は断崖で、水が染み出している。
橋の左手は草原が広がっている。
奥には、おりかさなる山々が、霞みの向こうにうっすら見えている。
岩肌の陰影、サラサラ流れる川の音、鳥のさえずり、朝日の中霧がゆっくりと動いていくところとか、風で揺れる草木の小さな音や、そういうのがアニメーションのように、今にも動き出しそう。
山田敬中という人自体、すごく情報が少ないので、どんな人なのかよくわからない。
ポスターや、ポストカードにもなってないし、ネット上にも一切でてないので、この絵を見るには、山梨県立美術館に行って見るしかない。
山が好きな人はぜひ見てください。
クリコが描いてくれた朝霧のイメージ画。
甲府の駅の近くのパン屋で、パンを買って、美術館に戻って遅い昼飯。
野外イベント会場から、なにやら音楽が聴こえるので、それを見物しながらパンを食う。
秋晴れのもと、昭和歌謡や、ジャズを演奏するバンド。
気持ちよくてうとうと。
公園内で日向ぼっこしてた白猫。うちのミルクによく似てる。
しめに勝沼にある、ぶどうの丘の風呂屋、天空の湯。
露天風呂からながめる、甲府の街の夜景が美しかった。
また忘れた頃に朝霧見に行こう。
大菩薩嶺 からの観光旅行
今日のブログ長いです。
せっかくだから今回から山登りを絡めて行ってみよう!ということでまず目的地を石和かんぽの宿に設定しました。
で、そこから近くて、手頃な山はどこかと吟味。
父は、元気だとはいえ、齢81歳。
あまり岩場とか、急登とかは好ましくありません。
その点、大菩薩嶺は、比較的老人にもやさしそうな感じを受けました。
上日川峠から登れば、行程も短いし、そんなに急登とかも無さそう。
景色も素晴らしそうだし、山頂からの稜線を歩くのも気持ちよさそう。
今回の旅行は、我が家の飼い猫ミルクの世話と、クリコの実家の飼い猫おーちゃんの世話があるためクリコ不参加。
したがって、俺と父の男だけの二人旅となりました。
普段から耳が遠い上に、自分のしゃべりたいことだけしゃべったら完結という会話が一方通行ぎみな父。そして、とりわけ無口な俺。
潤滑油的な役割を担っていたクリコがいない。2人だけでコミュニケーションが成り立つのか?
不安です。
さて、当日の朝起きると、富士山くっきり!
高尾山の真ん中の、へこんだところに、ちょろっと見えてる白いやつ。
富士山の頭です。夏の間はどれが富士山かわからなくなります。
こないだの初冠雪でやっと富士山確認できました。
朝、6時半出発。中央道をかっ飛ばし、勝沼ICで降ります。そっから下道を30分くらい走ると、上日川峠の駐車場に着きます。
8時半登山開始。
ロッヂ長兵衛脇の登山口。
土の登山道からも行けますが、ここは歩きやすい舗装路を歩いて行きました。
天気もいいし、ご機嫌です。
どっかでピギャー!ピギャー!ピギャー!と3回何かの鳴き声が聞こえました。
猪でもいるのかな?
30分くらいで福ちゃん荘に到着。
ここで周回路をどっちまわりで行くか相談。
唐松尾根を下りでつかうのは、避けたいとの父の意見を尊重して、唐松尾根を登りでつかって大菩薩嶺山頂から先に行きます。
つまり、福ちゃん荘から時計回りで行きました。
紅葉と父ちゃん。
絵になる男です。
「ゴン入り峠」
権三さんはニッチもサッチもいかなくて
立ち枯れのこの身を焦がし
風に乗るんじゃとうそぶいて
寂れた冬 尾根道
雲上に浮かぶ南アルプス。美しいです。
雷岩。
雷岩をバックに。
大菩薩嶺山頂。四方を木に囲まれていて展望はありませんが、趣のある山頂です。
雷岩に戻って、大菩薩峠までの稜線歩き。これが一番の本日のメインイベント。
山頂から雷岩に戻った時にけっこうガスってて、こりゃ詰んだわと思ったけど、すぐに晴れ間が戻ってきました。
横目に南アルプス。あー、なんてきれいなんだろう。
風もそんなに無く、おだやかな稜線ハイキング。平和です。
賽の河原。
雷岩から40分ほどで大菩薩峠、介山荘に到着。
昼休憩。ここで、やたらと周りの人に写真を撮ってあげると声をかけるおじさんを横目に見ながら、クリコお手製のおにぎりを食いました。
そして介山荘のご主人も、お客さんになにかをけんめいにアピールしてました。
他者に自分アピールする人を2人見ると、なにかお腹いっぱいになりました。
大菩薩峠にたたずむ権三さん。
ちなみに権三さんというのは、歌の中に登場する架空の人物です。父の名前は権三さんじゃありません。
さて、下山。
大菩薩嶺、たしかに稜線歩きとか素晴らしかったです。
でも、ちょっと行程が短すぎて、ガッツリ行きたい気分の人は、物足りないと思います。
でも、冬に雪の大菩薩嶺とかすげーよさそう。
でも、冬は、上日川峠までは、車が入れなくなるらしい。
裂石から登ると倍くらいのコースになるなあ。確かにガッツリ行けるけども…。うーん。
上日川峠の駐車場に戻り、そこからほったらかし温泉をめざします。
フルーツ公園の丘の上から甲府盆地を望む、最高に展望に優れた露天風呂を要する大人気の温泉です。
夜は甲府の夜景。昼は真正面に富士山。
最高なんだけど、大人気すぎて休日の夜とかは大混雑。
なので、今回、平日の昼間をねらって行きました。
これは、出てから外で撮ったんだけど、こんな感じで真正面に富士山。
最初、雲に隠れてたんだけど、しばらく待つと見事な勇姿を拝ませてもらえました。
あっちの湯と、こっちの湯、2つの湯があって、どっちかしかはいれません。
あっちの湯は、広くて展望も雄大。だけど、それゆえに劇混み。
前回、あっちの湯に休日の夜来て、大混雑で、あんまり落ち着けなかったので、今回はこっちの湯に入ってみました。
こっちの湯は、広さは、半分くらいで素朴で、味わい深い秘湯という感じ。常連はこっちの湯を好むと聞いていたけど、なるほどと思いました。
外にあった謎のオブジェ。
この、ほったらかし温泉。
日の出前から営業してて、露天風呂に浸かりながら、ご来光を拝めるという素晴らしい入浴のしかたもできるみたいです。
風呂から上がった後も、外に食べるとこもあるし、休憩できるベンチもたくさんあるので、長居できると思います。
そして、そもそも、なにをほったらかしてるんでしょうか?
石和温泉駅前。
15時半頃、石和かんぽの宿にチェックイン。
父ちゃんは、さっそく爆睡。
俺はブログを書きます。
部屋からの夕焼け。
夕ご飯。
こういうところの食事って、少ない量をちょこちょこ持ってくるので、サッサと食い終わっちゃうと料理と料理の合間がひま。
そして、耳が遠くて、会話が一方通行の父と、とりわけ無口な俺の組み合わせ。
雑なコミュニケーションになるのは必至です。でかい声でひたすらしゃべりまくる親父、俺の受け答えなんか聞いちゃいません、言いたいことだけ言うと満足の親父。
潤滑油クリコがいないと、オーバーヒート寸前です。
部屋に帰って、テレビで馬鹿でかい音で野球を観て、また父は風呂へ。
第1日目は、こんな感じで暮れていきました。
2日目。
朝起きると、真正面に雄大な南アルプスが。昨日はまったく気づかなかった。
北岳も初冠雪したらしく、山頂は白いです。
朝バイキング食って、チェックアウトして、美術館でピカソと、ミレー見て、談合坂でラーメン食って帰ってきた。
ピカソはかっこいいな。セレブって感じだな。悩んだり、葛藤したりっていう形跡がない。若い頃からあらゆる手法で、自分が思った作品を作って、それがまた時代の潮流になっていく。
ピカソ自身もかっこいいから、自分自身の写真も作品になっちゃう。
晩年の作品とかすごくポップで、ポップアートと呼べるんじゃなかっていうぐらいポップだったな。
ミレーはきっと女好きだと思う。
きっと、作品の対象をすごく愛してないといい絵にはならない。ミレーはいろんな女性を愛したんじゃないかな。
羊の絵が得意な人は、すごく羊を愛したんだと思う。
あと、日本画で、屏風に描かれた絵が好きなのがあった。山田敬中という人の朝霧という絵。
たぶん時代背景は江戸時代で、山の中を馬を引いて歩く人が描かれてる。
一番最近作った自分の曲で、ゴン入り峠という曲があるんだけど、その曲の背景にすごくリンクする感じ。
時代は、江戸時代。山の中で一人で暮らす権三さんという人の一年間を描写した曲です。
今回のブログの前半、大菩薩嶺の章で、父の写真に絡めてゴン入り峠の詩をのせてます。
この絵を見たとき、なにかなつかしさすら感じた。
もう一回この絵を見たいなと思って、ネットで探したんだけど見つからなかった。
また山を主題にした曲をつくりたいな。
蓼科山 やっぱり地球は青かった
昼前には雨が上がって、あとは晴れるとの予報。
夏の間、仕事や、天気でまったく山に行けなかったので、行ける時に行っておきたいとゆーことで行ってきました。
蓼科山。
今回、クリコは、7月の谷川岳以来なので超久々。
なので、7合目まで車で行けて、そこから2時間くらいで山頂に立てるという蓼科山は、なまったクリコの身体にはピッタリの山だと思い選びました。
とは言っても、2500mを超える山だし、なんといっても日本百名山に選ばれている山。近所の裏山に登るのとはわけが違います。
朝、6時半に出発するつもりが、なんだかんだ準備に手間取って7時近くになってしまった。
テンキュー!ハスくん!
到着したのは、9時過ぎだったけど、平日だし、午前中、雨が降ってたこともあり駐車場はガラガラでした。
9時半、7合目登山口。一の鳥居からスタート。
両側、熊笹生い茂る登山道をゆったり上がっていきます。紅葉も色づき始めてます。
まだまだ余裕の表情。
八ヶ岳名物、苔生す森。
ガレた急登が始まった。
前日の雨の影響なのか、登山道を水が流れていきます。
将軍平、蓼科山荘到着。
ここで小屋番さんとしばらく立ち話。
登山客が、階段の両脇をストックをついて歩くせいで、だんだんと登山道が広がってしまっていると嘆いておられました。それは俺もやってることなので気をつけようと思います。
やっぱり山が、人為的な行為で形が変わっていくのは悲しいことですから。
ここからでっかい岩がゴロゴロしてるところをワシワシ登って行きます。
そして、ここから展望が開けてきます。
山頂までもう少し。
着きました!山頂です!
だだっ広い山頂が、でっかい岩でゴロゴロ埋め尽くされてる。
一面この風景。これが自然にこうなったなんて不思議。
この風景ができあがる様をみてみたい。
最初のうちこそガスってたんだけど、やがてきれいに晴れました。
これぞ360°の大展望。我々、これまで高山に登っても今ひとつ天気にめぐまれなかったんだけど、今日はやってくれたよ!風と太陽が!
なんか涙がでそうなくらいの風景でした。
初めて槍ヶ岳を肉眼で見た衝撃。たとえるなら初めて宇宙から地球を見てるようでした。
真正面に北横岳。風よけと、ご飯を食べるのにちょうどいい平べったい岩。
ここを今日の大休憩ポイントにしました。
昼ごはん。いつも通りおにぎり。
南アルプス。光ってます!
左端に浅間山。
えーん!雲海がかっこいいよー!
元気玉。
下山途中に蓼科山荘で気になってたTシャツを購入。山荘のオーナーさんがデザインしたらしいです。
カモシカのイラストがいかす。
ライブや、イベントに参加して、気にいったデザインのバンドTシャツを買う。それと同じ。
これからは、気にいったデザインの山Tシャツ買っていこう。
最後、下山途中、膝をいわせてしまう。
実は、前々回の谷川岳の下山時に右膝をいわせてしまっていて、まだ治っていない。
それをかばいながら歩いてたせいか、左膝も痛み出し、たびたび止まる。
ちゃんと治療しないと治んないのかな。
下山。
帰りの高速道路でみた富士山。この世のものと思えない美しさ。
春先から、あまりいい景色が見られなかったけど、秋が深まり、さらに冬に向けてのこれからが楽しみです。
春夏秋冬、どの季節もそれぞれのいいとこがあるけど、景色をきれいに遠くまで見渡すということに限れば絶対に冬。
そしてハスラーを買った大きな理由は、冬もどんどん行動できるようにというのが一番。
多少の雪なら根性で乗り切れるんじゃないか。ハスラーならば。
平標山 仙ノ倉山 噂の稜線歩き
前回、7月に谷川岳に行ってから、2ヶ月もあいてしまった。
まあ仕事をしないとご飯は食べられないし、結局は山にも行けないことになるのでしょうがないっすね。
今年の夏は、アルプスに行きたかったんだけど、それも来年までお預けです。
来年は、絶対に行く!
それまでは、行ける山に行って経験値を上げる!
さて、2ヶ月ぶりの登山。
谷川連峰の西端に位置する、この山の稜線の美しさを噂で聞き、いつか行ってみたいなと思ってました。
シーズン中だと、数々の高山植物が咲き乱れる花の山としても有名らしいです。
で、今回の山のお供は、ボンゴブラサーズの盟友しろしくん。
なんかやたら山に行きまくってる俺を見てて、山への興味を募らせたみたい。
で、登山靴も購入したということで、今回しろしくんにとって、初の本格的な山に行こうということにあいなりました。
で、根性の岩登りか、見晴らしのいい稜線歩きか、どっちがいいかたずねたところ、稜線歩きがいいとの答え。
ならば、平標山からの仙ノ倉山ぴったしじゃないか!と思いここに決めました。
朝、4時半に出発。
お便所をすませ、準備を整え歩き始めます。
出発前に知らないおじさんとコース確認する俺。
松手山コースから行きます。
前半、樹林帯を延々階段登り。
んで、最初のポイント、鉄塔。
この辺から展望は開け始めるけど、すでに怪しい雲行き。
次のポイント、松手山。写真で見るとなんか雲海ちっくに見えますが、実際は、ガスが山全体を隠す一歩手前状態。
やがてこうなり。
こうなる。
平標山山頂。
雨も降ってきた。そしてなにも見えず。
合羽を着こんで、とりあえずここで昼ごはん。
仙ノ倉山までの稜線を歩くことを楽しみにやってきたけど、この状態では、真っ白でなにも見えないことは明白。
でも、新潟くんだりまで来て、このまま帰るのもなあと思い、とりあえず仙ノ倉山まで歩くことにした。
天国につづく道のよう。
案の定まわりは真っ白でなにも見えない。でも見えてる範囲だけでもとてもきれいな山だったな。
予定があり、6時半までに帰らなきゃいけないというのもあって、どうしようか迷ったけど、ここまで来たらと思ってどんどん行った。
木道は、濡れてすべりやすく要注意。
仙ノ倉山手前の小ピークで吹いてた風はやばかった。
仙ノ倉山山頂。
と、ここまで、ピークを踏んでも、うーん…たいらっぴょう?
うーん…せんのくら?
みたいな煮え切らない感じが漂っていた。
こんなに遠くまで連れてきて、しろしくん初めての山登りがこれではなーという思いもあったけど、これもまた山の一面。山のご機嫌は、こちらではうかがい知れないし、全部納得するしかない。
さて帰るかつって、平標山までピストン。
で、ここからは、松手山コースじゃなくて、平標山の家のある、平元新道の方から帰ることにした。
しばらく歩くと、ん?なんか晴れてきたぞ。
お、おー!!
おー!!
仙ノ倉山もくっきり。
ごきげんだぜ!
この平標山の家までの30分間、最高に美しい道を歩いた。
平標山の家に到着。
お便所を借りて、10分ほど休んで出発。
ここからは樹林帯の階段を下りていく。地味に膝にくる。
林道を1時間くらい歩く。前を行くカップルがかわいいな。
途中にあったきれいな川。
駐車場のおじさんに、温泉よってきなよって魅力的な提案されたけど、時間が無いので飛ばして帰る。
ハスラーは、いい走りをしてくれたよ。何の不安もストレスも無い。いい車。
で、無事しろしくんを送り届けて帰宅。と思いきや、なんとしろしくん携帯を車に忘れてったよ。
ガス、雨、風、晴れ、展望。
今日一日で、山のいろんな面が見れたよ。ほとんどがガス、雨、風だったけど楽しかった。
また季節を変えて、花咲き乱れる時に来たいな。
それにしても谷川連峰、なかなか全貌を見せてくれないなー。また来るぞ!
新車でドライブ!
9/19。
今日は、もともと金峰山への登山を予定してたんだけど、前日バタバタ忙しくて、準備をするのもすでに夜遅くなってしまい、久しぶりの山、すごい行きたかったんだけど、もう疲れちゃって無理!と判断しました。
なので、普通に新車でドライブに変更しました。
シルバーウィーク初日なので、高速はつかえないと読んで、道志みちを行くことにした。
特に目的地は決めてなくて、道志みちを走りながら所々で寄り道して、山中湖を回って高速で帰ろうという計画です。
8時過ぎに出発。
荷物を積み込んで出発です。
サンバーは、何も考えずバンバン荷物を放り込んでいたけど、ハスラーは、荷室が狭いので、ちゃんと整理しながら考えて積み込みます。
連続するカーブの登り道にも、まったくストレス無く走れました。音も静か。
そしてなんとアイドリングストップします!ブレーキを踏んで止まると自然にエンジンが止まります。そしてブレーキから足を離すとまた自然にエンジンがかかります。それによってガソリンを節約。さらには環境にもやさしいという画期的な機能。
そんな素敵なアイドリングストップを繰り返し、峠道もそつなく走り、いい感じの河原を見つけて、そこで一休み。
一休みして、道志の道の駅へ。
グルーっと散策して、また山中湖方面に向かって走り出したところで、さっき寄った河原にコーヒーボトルを忘れてきたことに気づいて、急いで戻ります。
で、ついでにこの河原で昼ごはんを食べることに。
コッヘル忘れて、水で溶いただけの味噌汁。それなりにうまかった。
で、再度山中湖に向けて出発。
で、山中湖に到着。残念ながら富士山は見えず。
ひま。
なんとなく湖をながめて、ひまをもてあます感じ。
平和です。平和とは、ひまってことです。
眠たくなってきたので、昼寝して帰ります。
で、ハスラー、高速でどのくらいいけるのか?ってことで帰りは、中央道で。
高速では、つかえない的な意見をけっこう耳にしてたので、ここは気になるとこでした。
で、走ってみたら、ぜんぜんいけます。
だいたい、100km巡行で2500回転くらい。
サンバーでは、80kmでも、4800回転くらい回してたので、えらい余裕です。
高速でも音は静か。
スムーズ&メロウな走りです。
サンバーのときは、高速では、音楽をかけても、ほとんど聴こえなくて、音量を上げて会話ができないということがあったけど、ハスラーはほんと静か。
音楽は、小さな音量でも十分聴こえるし、会話も余裕。
まあ比べる対象がサンバーなので、おもいっきり点数が甘くなってしまうのは、しょうがないところだけど、ほんといい車だと思います。
しかし、いわゆるいい車というものに今まで乗ったことがないので、大きなことは言えませんが、僕は大好きになりました。ハスラー。
バイバイ & ハロー
9/18。
今日は、待ちに待った新車の納車日。
そして、かわいいサンバーとの別れの日。
朝起きると、高尾山の周りだけピカーッと晴れてる。
サンバー最後の日。
近所でいいから最後にどこに行ったって覚えてたいので、絶対にどっか行こうと決めていた。
なので、最後のドライブは、光り輝く高尾山に決めた。
8時頃、高尾山口駅前の駐車場に行くとすでに満車だった。
なので、奥の神社の駐車場に停める。
さっそく記念撮影。
リフトで薬王院くらいまで行って、戻って来ようかと思ったんだけど、残念ながら雨が降り出してきた。
駅前の喫茶店でコーヒーを飲んで帰ることにした。
そして、買取屋さんまでの最後のドライブ。
もうここに座ることは無い。
そして、手続きを終えて別れの時。
ドナドナの歌詞が頭をよぎった。
バイバイサンバー元気でな!
そして新車。
この一ヶ月の間、ほとんど新車のことばっかり考えて生活してきた。
待ちに待ったよー!
スズキハスラー!
これからよろしくね!