子持山 獅子岩 素晴らし怖い岩の上
今回の休み、梅雨の合間の晴れ予報、しかも前日普通に昼勤で、休みの朝から行動開始できるということで、またまた山登りにでかけることに相成りました。
前回の阿弥陀岳で岩の魅力に気づいてしまった我々。
日帰り山あるきベスト130 関東周辺という本であれこれ調べてみると、群馬県の子持山という山が、なんだか面白そう。短い山歩きの中に豊かな森あり、連続した岩場あり、大展望ありと、あらゆる要素が凝縮された、知る人ぞ知る山みたいな紹介文。というわけで、初群馬です。
わりと短めの山行なので、朝もゆっくり目です。
6時半に家を出発。行きなれた中央道や、東名沿いの山々は、最近うっすらわかってきたけど、関越沿いの群馬の山々は、まったくわからない。
なんだか大きな山群がたくさんあるのですね群馬。
あとで調べることにします。
五号橋という橋のたもとに駐車場があって、そこに車を止めます。
ほんとは、八号橋という1番奥まで車で行ってそこに止めたかったんだけど、そこに駐車スペースが確実にあるのかわからないので、手前の五号橋の駐車場で手を打ちました。
まあ結果、八号橋も駐車場あったんですけどね。
準備を整え、8時50分登山開始。
五号橋からスタートです。
こっから登山口。
屏風岩方面に右に曲がると、木道の登山道から始まります。
屏風岩の基部。
これから、ぐるーっと、この巨大な岩の裏から回り込んで、岩の上に立ちます。
沢沿い、つーか沢を進む。
そして、いきなりの急登。
30分ほど行くと屏風岩の上に到着。
写真じゃわかりずらいけど、かなりの高度感。
後ろにそびえる獅子岩。かっこいいです。次はあそこを目指します。
途中、両側切れ落ちた岩を通過しなければならなくて、恐怖に立ちすくむクリコ。
展望岩。獅子岩までもう少し。
ここの分岐で会った登山者のおじさんに、獅子岩は危ないから巻いて行った方がいい。あんなものは登るもんじゃないと余計なアドバイスをもらう。
おかげですっかりブルーになるクリコ。
ここでちょっと押し問答。
おじさんが言う通り巻いて行こうというクリコ。
しかし、獅子岩が今回のコースの目玉。
これが無くなると、かなり締まりのない山行になってしまう。
とりあえず行けるとこまで行ってみて、危なそうだったら引き返そう。もしくは、俺だけ獅子岩から行って、巻道を行くクリコと合流しようとか説得をくり返す。
結局、ここでおにぎりを一個食って元気を取り戻したから行ってもいいということに。
はー、やれやれ。
獅子岩。
ここからハシゴと鎖をつかって登ります。
せっせと登る。
あっという間に岩のてっぺん。
すげー高度感。怖い。クリコノリノリ。
なんと立ち上がった!
恐怖で立てない俺。
それにしても素晴らしい展望。たぶんあれ赤城山。
左がこれから行く子持山山頂。
ここで1時間近く景色を堪能して、そろそろ行くかっつって、下に降りたんだけど、やっぱり昼ごはんも獅子岩の上で食べてこうってことになって、もう一度戻ってお昼ご飯。
おにぎり。
様々な名山が、ぐるーっと見えてるんだろうけど、どれがどれやらわかりません。
結局獅子岩で、ご飯食べて、軽く昼寝したりして計2時間近くいた。
岩がお日様であたためられてて、涼しい風と相まってほんとに気持ちよかった。
上り下りは、見た目ほど怖くない。
そろそろ子持山目指して移動。
偽ピーク手前から獅子岩をふりかえる。
子持山、山頂直下もところどころロープがあって、ちょっとした岩場の急登が続きます。
子持山山頂。
子持山だけに、幼子をあやす風な俺。
一等三角点。
ちょうちょ。
東側が開けていて、赤城山(たぶん)ばっちり。
14時15分下山開始。
帰りは柳木ケ峰の分岐から右に逸れて、周回ルートで帰ります。
下りで、ぬかるんでいたので、けっこうすべりやすかったです。
最後は、何度か沢を渡り返して、林道に戻ります。
15時40分、下山。
締めは、白井温泉こもちの湯。
1時間250円、なのに源泉掛け流しだし、すげーリーズナブル。
内風呂と露天風呂だけのシンプルなお風呂屋さん。でも十分。最高に気持ちよかった。
今日は、とにかく獅子岩が最高だった。
獅子岩自体登るのは、難しくはないです。ただし上の高度感はハンパないので、高所が苦手な人はやめた方がいいかもしれません。
でも、それなりに広いので、先端の方に行かなければ、そこでゆっくりお昼を食べたり、暖かい日なら昼寝をしたりもできるでしょう。
リトル槍ヶ岳みたい。かっこいい。
そして留守番の我が家の幼子達。最高にのんきそう。