茅ヶ岳 深田久弥終焉の地
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今日の目的地は、山梨県の茅ヶ岳。
茅ヶ岳といえば、山登りが好きな人には、すぐに深田久弥の名前が思い浮かぶ山だと思います。
日本人で、一般的な山登りが好きな人なら、あるていど、日本百名山を基準にして、登る山を選んでる人も多いんじゃないでしょうか?
そんな登山界のポップフィールドのカリスマともいうべき深田久弥が、文字通り人生最後に登った山、登山中に脳溢血で倒れ亡くなった地として有名な茅ヶ岳に今回行ってまいりました。
なんか、すごい説明調のオープニングになってしまいました。
7時に出発予定が、寝坊で30分遅れで、今日の山行の同行者、青木を拾って出発。
行きはクリコに運転してもらったので、中央道沿いに連なる山の景色を楽しみながらのドライブでした。
が、快晴にも関わらず、春霞で遠くの景色が霞んでしまっていて、今日の茅ヶ岳からの展望に不安を抱きながらのドライブでした。
ナビに変な林道に誘導されたりしながらも、無事に深田記念公園の駐車場に到着。ぎりぎり1台分の駐車スペースを確保し、お便所をすまし、装備を整え、9時45分登山スタート。
穏やかな上り坂をゆっくり上がっていきます。
しかし、登り始めて30分もたたないのに、青木は早くも飽きてきて、下山してきた人に会うたびに頂上はまだですか?と話しかけ、えー!まだ2時間はありますよ!とビックリされていた。
廃屋の屋根に咲く花。
どんどん深くなる緑と青空。
女岩手前の立ち入り禁止区域から、本格的な登りが始まります。
尾根にでるまでの登りはけっこうきつかった。
青木を撮る俺をクリコが撮る。景信山の再現。
俺が撮った青木。
尾根道にでて、左のほうが山頂なんだけど、右側の岩がちょっとした展望台になってます。
で、戻って山頂を目指します。
ここから痩せ尾根で、両側に生えた木が行く手を阻みなかなか登りづらかった。
山頂手前、深田久弥の石碑。
この場所で、仲間と語らってる時に脳溢血で倒れ、亡くなったそうです。
でも、1番楽しい時にそのままポックリって理想的な最後じゃないでしょうか。
山頂!
ちょうちょ。
頭にちょうちょ。
ちょうちょひらひら。
うっすら八ヶ岳。
うっすら南アルプス。
富士山は影も形も無し。
この茅ヶ岳、名だたる山梨の山々の中心に位置するので、霞さえとれれば、ほぼ360°の大パノラマを見れたはず。楽しみにしてたんだけど、なにもかもうすぼんやりとしか見えませんでした。
天気は良かったんだけどね〜。
初冬の空気の澄んだ時にもう一回来たいです。
無理やり山頂に連れてこられた、ひきこもりの人みたいになってる青木。
昼ご飯は、ノラボウの味噌汁と、オカカのおにぎり。
3人で写真を撮ったら下山。
登ってきたルートと並行する西側のルートから下山しました。
こっちも山頂直下は急坂なので、気をつけながら下りました。
ライオンが座ってるように見える岩。獅子岩と名付けた。
トウゴクミツバツツジというらしいです。
下山時にところどころで咲いててきれいだった。
もう少しで下山完了というところで事件発生。
クリコがiPhoneをどっかで落っことしてきたことが判明しました。
急いで見当をつけた場所に戻ります。
あー、めんどくせー!
幸いすんなり見つかって良かったけど、ここぞという時に携帯の紛失騒ぎをよく起こすクリコ。
ほんと気をつけてね。
深田記念公園。
締めの温泉は、ハイジの村のクララの湯。
山登りの時よりもいきいきしてる青木。
帰りの道中に見たこの風景がこの日一番の景観だった。
霞に光がさして、神々が住む山々のようにみえた南アルプスの山並み。
展望に恵まれなかったのは残念だけど、なんだかんだおもしろかったよ。
茅ヶ岳、ぜったいまた来るぜ!